卒業生インタビュー
卒業生 松井頼江さん
松井
大変だった2年間。
でも、家族や仲間の協力があったからこそ
自分に厳しくできました。

短期大学の英語科を卒業した後、地元自動車メーカーで英文事務をしていましたが、得意な分野を活かした仕事に転職しようと思い、家具店や工務店に勤め、インテリアコーディネーターとしての経験を重ねました。仕事の幅を広げるためにも二級建築士を取って、いつかはフリーでやりたい! そんな夢を描いていたとき、設計事務所で働き始め、進学を薦められました。いろいろと調べた結果、アイサン通教を発見。いちばんの決め手はスクーリングが近かったこと。豊田市から近い岡崎市で開催されるので、クルマで1時間。まだ小さい子どももいたので通いやすさは大きなメリットでした。

通い始めて最初の半年はペースがつかめず、なかなか単位が取れませんでした。でもスクーリングで友だちができてからは、情報をもらうことはもちろん、励まし合い、助け合い、スムーズに進められるようになりました。1年でどれくらい単位を取ればいいのか? ゼミは? レポートは? 学びのノウハウを聞けた友だちの存在は大きかったですね。講師の先生方は優秀な方たちばかりで、鋭い指摘も遠慮なく入ります。でも、その厳しさがあったからこそ、自分にも厳しくでき、勉強に力を入れることができたと思います。
実績
実績

仕事、家事、子育ての両立も難しかったですが、子どもが寝た後に勉強したり、主人や母親に協力してもらったりして、時間をつくりました。心掛けたのは自分なりの締め切りをつくること。この締め切りは絶対に守る! という強い気持ちで乗り切ったのが良かったと思います。授業は特に造形関係に力を入れました。印象に残っているのは「バス停をつくりなさい」という課題。他の学生の作品を見ると、皆さん自由な発想で独自のバス停をつくっていて新鮮でした。常識に捉われない発想力が自分の可能性を広げるんだ、と痛感しました。

振り返ってみるととても大変な2年間でしたが、精神的にとても鍛えられ、ストレートで卒業できたことが自信にもつながりました。卒業後、すぐに二級建築士の資格試験を受けようと思いましたが、第二子が誕生したこともあり、少しお預けです。全力で2年間走り続けてきたせいか、しばらく育児に専念していましたが、育児のかたわら趣味で楽しんでいたハンドメイドが好評で、インテリアコーディネーターへの復帰の足掛かりになりました。現在はインテリアコーディネーター/デザイナーとして「koti design.」という事務所を立ち上げ、フリーで活動しています。子育てがひと段落つき、時間に余裕ができたら二級建築士を目指し、再始動しますよ!



松井頼江さん
2015年度卒業 koti design.
豊田市の自宅でインテリアコーディネート事務所「koti design.」を開設。北欧系、ナチュラル、プチプラインテリアを得意とする。またハンドメイドのクラフトワークにも定評があり、ワークショップなども開催中。
松井 頼江さん
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