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建築学会大会(建築学科 家田諭)

研究室からこんにちは(建築学科)
建築学会大会
毎年、夏の終わり頃に建築関係者が集う「大会」が開催されます。この正式名称は「日本建築学会大会」になります。今年の大会は仙台の東北大学をメイン会場として開催されました。
多様なプログラムが用意されておりまして、建築に関わる研究発表の場として「学術講演会」。愛知産業大学からも研究発表がありました。建築デザインを軸においた「建築デザイン発表会」。建築デザインとは、日本建築学会によりますと『ここでいう建築デザインとは、設計の論理性、工学的・技術的裏付け、実現した効率性・経済性の根拠等が明確なデザインをいいます。』と発表会の応募要領に明記しております。また大教室や講堂で開催され、半日を使ってテーマを掘り下げる「研究協議会」「研究懇談会」「パネルディスカッション」というものもあります。大学が開講している科目よりもはるかに多くの分野があり、改めて建築の幅の広さを感じます。
全国を巡回開催している「日本建築学会全国大学高専卒業設計展示会」も大会で同時開催されています。通信教育部造形学部建築学科から稲富凪海さんの卒業研究「こどもの声とまちの音 〜保育園とまちづくり〜」が出展されていました。大会でのこの展示会の会場が、東北大学最寄りの宮城県立美術館でした。前川國男氏が建築を志す人たちを見守っているような気がしました。