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研究室からこんにちは

研究室からこんにちは(デザイン学科)
皆さんこんにちは。
CG演習などのコンピュータグラフィックスから、Webデザイン、プロダクト文化論などのデザイン系の科目などを担当している廣瀬です。

研究室からこんにちは、と言うことで、今回は、昨年からVR(ヴァーチャル・リアリティ)を始めてみましたので、VRとの出会いと今の技術を話題にしたいと思います。
VRとの出会いは19年前になります。学生時代に少しだけかじっていました。当時は「VRML」という技術を利用して、画面上で3DCGのモデルを表示して操作したり、画面内を移動する程度のことをしていました。「VRML」は、テキストベースのファイルフォーマットのようなものです。その頃は、専用のソフトウェアもほとんどなく、3DCGソフトウェアでVRML形式のモデルを書き出し、そのファイルの中身をメモ帳で編集していました。数々のWebサイトをめぐり、延々と試行錯誤して、自分で作成したチープな3Dモデルがやっと動いたときには大変うれしかったことを覚えています。
ここ数年で、そんな苦労が嘘のように実現できてしまう制作環境が容易に整えることができるようになっています。ソフトウェアは条件の範囲内で無料で使用でき、ハードウェアも高性能なものが比較的安価に入手できるようになりました。大きな変化は、VR用のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)の発展と、一般向けの販売で、比較的容易に入手できるようになったことです。SONYも一般向けのVR用HMDとしてPlayStation®VRを発売しましたね。
昔ちょっとかじって懐かしく、興味もあったので、ここ数年の変化につられて、新しいVRを一から勉強して、学習活動への応用について研究しようと思い、はじめました。

私が始めたVRの制作環境の要は以下の3つです。
Blender(Blender Foundation)・・・・・・3D作成に使う
UNREAL ENGINE4(EPIC GAMES)・・・・・・VR制作に使う
VIVE(HTC)・・・・・・VR用HMD、VR表示の確認に使う

Blender(Blender Foundation)
オープンソースで提供されている3DCGソフトウェアです。オープンソースなりの癖や自己責任ということもありますが、高級なソフトウェアのような機能を利用できるソフトウェアです
https://www.blender.org/

UNREAL ENGINE4(EPIC GAMES)
一定の条件下(公式サイトで確認してください)において、無料で利用できるゲーム開発環境です。ゲーム分野は、VRの導入に積極的ということもあり、ゲームが好きでVRを勉強したい私にとっても大変ありがたいソフトウェアです。
https://www.unrealengine.com/ja/blog