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スクーリングの思い出から

研究室からこんにちは(短期大学)
はじめまして。4月から愛知産業大学短期大学に勤務することになりました松野澄江です。
約20年近く愛知産業大学短期大
学で非常勤をしておりますので、
この学校での授業や学生さんの様子について私なりの感想を書きたいと
思います。

スクーリングを担当し始めたころはネイティブの先生方と「英会話I」を担当しておりました。当時は
「英会話I」では最後に必ず英語による発表を学生さんは行っていましたが、それがとてもアイディア
あふれるものでした。特に今でも印象に残っている発表を紹介します。学生さんたちが、床屋と客達の
設定で、途中のシャンプーのシーンでは本当にシャンプーを取り出して、客の頭をシャンプーし始めま
した。頭が泡だらけになって、この学生さん達はその濡れた頭で電車に乗って帰るのかと少し心配になり
ました。また、普段はおとなしめの学生さんが発表ではとても盛り上がって花咲かじいさんのじいさん
役を演じてくれたのも印象的でした。その他にも炊飯器でチーズケーキの作り方を説明してくれたり、
結婚式場の設定で花嫁、花婿、出席者でロールプレイをしてくれたり、たった3日間ですてきな英語の
発表をしてくれました。
ここ10年くらいは、もともと私は専門が英語教育なので、英語教育が中心のクラスに担当が
変わりました。現在も、「英語科教育法I」、「英語科教育法Ⅱ」と「小学校英語」
(現在は通信教育だけですが)を担当しております。これらのクラスは最後に模擬授業があります。
この模擬授業も学生さんたちは少ない日数でがんばって
準備を行っています。模擬授業前はとても緊張していたかと思うと、
模擬授業ではとても立派な先生に変わっていました。このクラスはすでに先生である学生さんもいたり
(社会科の先生が英語の教員免許を取る場合など)、はじめて授業を行う学生さんもいたりします。
愛知産業大学短期大学の良い点は学生さんが協力し合っているところだと思います。
ベテラン教師の学生さんが初めて模擬授業を行う学生さんたちのお手伝いをしているのも
よく見かける光景です。授業はできる限り英語で行いましょう、となっているので、英語があまり
得意ではない学生さんも一生懸命英語を話します。そしてきちんと模擬授業をこなしています。



「英語科教育法I」のスクーリングの光景

「英語科教育法I」のスクーリングの光景

授業からは少し離れるのですが、以前九州にスクーリングへ行きました。3日間のスクーリングでしたが、
2日目に学生さんたちが夜、ラーメン屋台に連れて行ってくれました。自分ではなかなか屋台に行こうとは
思わないので、私にとって珍しい経験でした。また、教職のクラスの学生さんが、私が東京に行くと連絡を
くれて、みんなで夕ご飯を食べに行くこともあります。久しぶりに会った学生さんが実際に英語の教師とし
て活躍している話を聞くととてもうれしく思います。

この学校の学生さんはとにかく熱心です。質問もたくさんでますし、自分たちの考えを授業中、たくさん発
言してくれます。とにかく夢がある人が多いです。それは40代でも50代でもそうです。たぶん私が担当した
最高年齢の学生さんは80代ではなかったかと思います。いつまでも勉強し続ける意欲にいつも感動します。
そして私自身も常に向上心をもっていないといけないと思います。これからもみなさんとともに私も頑張っ
ていきたいと思います。このブログを最後まで読んでいただき、ありがとうございました。