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瀧山寺端午の宴 ビデオインスタレーション

研究室からこんにちは(デザイン学科)
通信教育部デザイン学科准教授の山口です。
5月7日(日)岡崎市の瀧山寺で開催された端午の宴。
そこでビデオインスタレーション作品を展示しました。
瀧山寺は1300年前の奈良時代に創建、運慶作の仏像彫刻を有する由緒ある天台宗の寺院です。
この瀧山寺を会場に、「華然の会」花道団体が年5回、五節句の宴がを開催しています。
五節句とは「人日(1月1日)、上巳(3月3日)、端午(5月5日)、七夕(7月7日)、重用(9月9日)」
の5つの季節の区切り。
宴では、句に相応しい装飾を施し、華を生ける姿を客人に楽しんで見てもらう「華舞台」の演出や、
手作りの精進料理などを提供しています。また伝統的な催しだけでなく、
現代作家による季節にふさわしい作品も展示しています。
私は2年前からこの催しに関わり、作品展示のアドバイザーを担当していましたが、
この度、自身の作品を展示することになりました。
作品は、端午の節句、子どもの日にちなんで「折り紙」がモチーフの映像と照明のインスタレーション。
作品は二つ。一つは、兜、鯉、菖蒲等季節にふさわしいモチーフを折った折り紙を開いて
再び元の正方形の紙に戻したものを曼荼羅状に配置し透過光で演出したもの。
これを折り紙の菖蒲を用いた生け花と組み合わせました。もう一つは死と再生をテーマに、
折り紙の個々のモチーフと自然物を組み合わせた映像作品。本坊の床の間を幻想的な空間に彩りました。

会場「瀧山寺」のホームページ
http://takisanji.net/
五節句の宴を紹介したサイト
http://www.okazaki-renaissance.org/action/show/34